【田原のレビュー】
頻出の応用問題を扱っています。問題の選択がとてもよく、この問題集をやると、難問の出題のポイントが分かります。
解法は、公式の使い方などを、図を用いて説明するもので、受験物理の標準的な解法を使っています。
授業で応用問題を解説した後、質問に来た生徒に、「名問の森に似た問題があるから、やってみるといいよ。」と勧めることも多いです。
僕は、微積分を使って教えているため、授業で説明する解法と、この問題集で使っている解法とでは、やり方が違います。
受講している生徒からは、「田原先生の解法でやっている問題集はありませんか?」と訊かれますが、市販の問題集では、手頃なものが無いため、良問が そろっているという点から、推薦しています。
2冊目として、新・物理入門問題演習を紹介します。
●新・物理入門問題演習【48問】 駿台文庫
【田原のレビュー】
『新・物理入門』と組になっている問題集です。『新・物理入門』は、物理を原理から、できるだけ厳密に説明していく参考書です。この問題集も、同じ 立場から作ってあります。
頻出問題というより、物理に対する理解を深めるための問題を集めてあるように思います。
東大、東工大、東北大、筑波大のような完全記述式の解答形式を要求する大学を受験する人向けに、「記述式問題の模範解答」という、手書きの解答例が ついています。何を書いて、何を省略したらよいのかが分かり、これらの大学を志望する受験生には参考になります。
僕の予備校では、この問題集を使っている人はあまりいません。というのは、予備校のテキスト以外にもう一冊やろうという人は、『名問の森』を選んで いますし、記述式の解答作成は、オリジナルの教材を使って、添削指導をしているからです。
物理入門を使って勉強している人や、完全記述式の解答を自分で練習したい人には、よいと思います。
完全記述式の解答を練習する方法として、模擬試験の「解答」をまねして書くという方法もあります。これについては、また、詳しく書きます。